アニメで少女の苦悩を描く(約4000字)~ワンダーエッグ・プライオリティ1話「子供の領分」考察感想会~
こんにちは、オタクが征くです。
ワンダーエッグ・プライオリティ1話が放送されましたね。
自分も初回ということで、リアタイしたのですが
すべてが謎すぎて、考えこんでしまい、あまり寝られませんでした。
時間も深夜アニメの中でも遅いほうに入るので、リアタイはキツイなと思いました。
では、1話の感想に入りましょう。
何度も言いますが、分からないことだらけなので考察が間違っている可能性もあります。
それでもよろしければ見ていって下さい。
(少し長い記事になります。目次を活用してご覧ください。)
※1/18日更新しました。
※連載概要はこちら※
目次
- 大まかな世界観解釈
- 現実世界と異空間
- ミテミヌフリ討伐
- 転送先の学校はアイの学校ではない
- 長瀬小糸のストーリー
- 西城くるみの正体
- チャイムが鳴るまで逃げ続けるとは
- その他気になった所、伏線らしきもの
- このアニメをどう観るか
- おわりに
- 1/18日更新分
大まかな世界観解釈
現実世界と異空間の行き来し、親友を異空間の敵を倒して助けるというストーリーのようです。
まどマギみたいと言われる所以ですね。
敵を倒せば倒す程、親友の彫像は温かくなり、親友の救出に一歩近づくみたいです。
そして、アイのようにワンダーエッグを必要としている人は他にもいて、彼女たちとワンダーエッグの取り合いとなり、誰が親友を助けることが出来るのか、
そんなストーリーだと思いました。
現実世界と異空間
異空間
ミテミヌフリが現れたりした空間ですね。ただ明らかな現実世界との乖離がない為、アニメを観ていても異空間のシーンなのか、現実世界のシーンなのか分からなくなることが多いです。
時系列がぐちゃぐちゃなのも混乱する要因の一つです。
異空間のシーンは恐らく
- 自宅の扉から転送された学校
- 小糸の彫像がある屋上
- 最後のベットがあった空間
簡単に言えば、ミテミヌフリやくるみがいる空間ですね。
ベットがあった空間は、現実世界と直接繋がっている道があるので現実世界だと思いましたが、空間に移動する時、ファンタジーっぽい移動だったので異空間だと捉えました。
くるみが一人で逃げ出す場面
アイが最初一緒に逃げたのは、いじめを助けてあげようという意思の表れだと思います。
しかし、自分が標的になってしまうことを恐れて、くるみのいじめから目を反らした。
「見て見ぬ振り」です。
恐らく現実世界で小糸にも同じようなことをしてしまったのでしょう。
アイの小糸に対する罪悪感が感じられました。
ミテミヌフリ討伐
一度はくるみを見捨てたアイ、しかし小糸の彫像を目の当たりにし、親友を裏切った自分自身の罪を認識し、くるみを助け出そうとします。
「もう見て見ぬ振りはしない」
アイがいじめに対して立ち向かって行く様子が描かれました。
転送先の学校はアイの学校ではない
くるみと出会った学校の制服はアイの物とは異なります。
教室に花瓶が置かれていたり、ロッカーに落書きされるいじめの被害者はアイではなく、くるみであることが分かります。
長瀬小糸のストーリー
アイがまだ学校に居た時に転校してきた子です。
クラスに孤立していたアイに向かって話しかけていました。
これが、小糸の飛び降りに関係してくると思います。
皆さんも想像して欲しいのですが、もし、いじめられている子を見たら助け出そうと思いますか?
ほとんどの人は助け出さない、「見て見ぬ振り」をすると思います。
それは、いじめられっ子と関わることによって今度は自分がいじめられてしまうかもしれないと考えるからだと思います。
小糸は転校してきたばっかりでクラスの人間関係について把握していなかった。
そんな彼女がいじめられっ子のアイと関わり、いじめの標的が小糸に変わった。
そしてクラスのいじめに耐えかねた小糸が飛び降りをしてしまった。
このようなストーリーではないでしょうか。
そして、アイは小糸が飛び降りは原因は彼女を「見て見ぬ振り」をした自分にあると思い、学校に行かなくなったと考えます。
西城くるみの正体
1話終盤で説明されていましたが、改めて書きます。
彼女もいじめられて、死んでしまった人だと思います。
そして、小糸のように、どこかの世界で彫像になっています。
くるみを助けるにはくるみの親友がアイのように異空間のモンスターを倒す必要があります。
となると、今後登場する4人の内、一人がくるみの親友という可能性が出てきました。
そして、その中の誰かが小糸を召喚するという展開もあり得ます。
チャイムが鳴るまで逃げ続けるとは
くるみが度々口にしていたチャイムが鳴るまで逃げ続けるという言葉
これはイジメから逃れられるタイミングがチャイムという意味だと思います。
このチャイムは、始業のチャイムと終業のチャイムのどちらかでしょう。
始業のチャイムでは、休み時間いじめを受け続け、授業が始まって解放されるという捉え方ができます。
終業のチャイムではいじめている人の視線が苦痛、または授業中に関わらず手を出してくる人、それが嫌で、休み時間になると教室から逃げ出せるという捉え方ができます。
その他気になった所、伏線らしきもの
扉がワープのキッカケになっている。
自宅の扉を開けたら学校に転送、ロッカーを開けたら教室に転送、廊下の扉を開けたら屋上に転送、と思いきや教室内に転送
扉がありえない所に繋がっていることが多いです。
エッグに書かれている記号
これは皆さんも気になっていると思います。絶対何かの伏線です。
数が多いのでわかる範囲で表にまとめてみました。
大戸アイ | 青沼ねいる |
k?(?96 | -4646(: |
計1個 | )5k?(5 |
:)?9?36 | |
)?96(8 | |
)5:?(6 | |
5k5(6 | |
*536)5 | |
k:⁑;⁑*8 | |
6z?96 | |
)46z?k? | |
不明2つ | |
計12個 |
6と9の記号が多いことが気になりますね。
そして、*や⁑は「星」の変換文字です。
ワンエグのタイトルにも星の記号が使われているので何か関係がありそうです。
公式サイトに存在しない西城くるみ
このブログを書いている時に気がつきましたが、公式サイト西城くるみの紹介ページがありません。
これは一体どういう意味なのか....
少々煽情的なシーン
彫像になった小糸が涙を流し、その涙をアイが飲んだシーンにドキッとしましたね。
口元をアップにして映しているところが余計に....アレです。
あと、冒頭のノースリーブ姿は、服のしわも相まってちょっとアレでした。アレです。
これを煽情的だと感じたのは自分だけ説?
ノースリーブの件はともかく、親友の涙を飲んだシーンには意味がありそうです。
小糸の悲しみを涙伝いで理解したとか、小糸からの応援とか?
劇伴
BGMのことです。
自分が一番気になったところはミテミヌフリに追いかけられていた時の劇伴です。
デュンデュンという区切られた低音が主張していて、時間が経つとその間隔も短くなっているものでした。(うまく伝われ)
これ、DJでよく聴く音で、アニメの劇伴に使われているものを聴いたのは初めてでした。
アニメにありそうだけど、実際はあまり聴かないタイプの劇伴じゃないですか?
気になって音楽を担当している方を調べたらDÉ DÉ MOUSEさんとミトさんの名前が出てきました。
DÉ DÉ MOUSEさんはDJもやられているようなので、その経験を活かしているのでしょうか?特徴ある劇伴になっています。
ミトさんは終物語のOP「decent black」に関わっています。確かに雰囲気が似ています。納得。
このアニメをどう観るか
最後にこの難解なアニメをどのように見たらいいか考えます。
このようなアニメには制作陣からの強いメッセージが込められている場合が多いです。
自分たちアニメ視聴者の仕事はこのメッセージをどう受け取るかだと思います。
そしてこのメッセージを受け取るヒントはアニメだけではなく、キャストの言葉や宣伝記事にもあります。
この辺りの記事がいいヒントになると思います。
キャストや脚本、監督の言葉に注目してみて下さい。
冬アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』制作発表会レポート | アニメイトタイムズ
おわりに
すごく難しいアニメに出会ってしまった....
考察が難しい、自分が一番不得意とするアニメです。
ただ、このような考察系アニメは材料が揃えば神アニメへと化ける可能性を秘めているので、信じて視聴してみます。
とにかく思ったこと、考えたことを自由に書いてみました。
しょうもない考察だなぁと鼻で笑うのもいいし、皆さんの考察の補強材にしてもいいし、この記事が何かの役に立てたなら幸いです。
1/18日更新分
公式サイトから1話の振り返りコメントが発表されました!
【SPECIAL】第1回振り返りコメントを公開 - News | TVアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」公式サイト
1話はすべてアイの視点で描かれている物語で、それを意識して見返すと新しい発見があるかもしれないとのこと。
自分をアイと見立ててストーリーを見直せば新しい発見があるかもしれませんね。
最後まで見て下さり、ありがとうございました!
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※次回2話「友達の条件」感想はこちら※
3話「裸のナイフ」